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ガータースネークの飼育方法を【飼育・用語・餌・繁殖・MORPH】に分類して掲載。

冬眠の準備

ガータースネークの場合、ベビーの冬眠は義務的でなく、40センチ未満や秋か冬に蛇が給餌を拒否しないようなら冬眠はすすめません。
給餌を拒否した場合は、その時に冬眠させるのが最も適しているでしょう。

まずはいつから冬眠させるかを決めます。
種によって、冬眠の持続時間と温度は異なります。

北寄りの種は冬眠なしでは繁殖しないように思えます。
交配は冬眠直後、数時間以内に実施します。

南寄りの種は冬眠なしで繁殖することがあるかもしれません。
それらを冬眠させるなら交配が行われるまでに数週間かかるかもしれません。

地域によって寒くなってくる時期が違うので、仮に1月からとします。
アダルトサイズのガータースネークには、11月初旬から給餌の量を増やし冬眠に備えさせます。
給餌を止めた後は、2~4週間(幼体の場合は2~3週間)かけて体内の内容物を消化させます。
これは、消化されていない餌が冬眠の間に腐敗するのを防ぎます。

冬眠

1月前半から2~3ヶ月の間、およそ10~15度(南方種で12~15度、北方種で10度)で冬眠させます。
ガータースネークの場合、自然界の環境に倣えば±5度の変動は許容範囲だといわれています。

ほとんどの飼育者が、冬眠の間、雌雄を切り離すことを提案しますが、一緒にしていても冬眠は可能であるようです。
より北の種は、普通より更に寒い環境の冬眠を必要とするかもしれません。
飼育者の中には家庭用冷蔵庫の中に入れて蛇を冬眠させている人もいるそうです。

冬眠の最中は光が入らないよう分厚い布などで覆い完全に暗闇にします。
冬眠は個別に行い、ウッドシェイブなどを厚めに敷き蛇が潜れるようにします。
冬眠中も蛇は完全に活動を止めるわけではなく水は飲むので、倒されない容器に入れて設置します。
容器は大きくなくて構いません。

下駄箱や廊下など寒い場所に置けば冬眠の始まりです。

冬眠中の注意

冬眠中はそっとしておきますが、水容器を倒したりして床材がびしょびしょになっていたりすることがあるので、たまに確認します。
なるべく蛇を刺激しないように薄暗い状態のまま行うのがいいでしょう。

冬眠から覚ます

2~3ヵ月後、ケージを部屋に戻します。
それから、また1週間程かけて飼育温度まで上げていきます。

通常の飼育温度に戻ったら、最初の給餌は小さめの餌を少なめに与えます。
普通に食べるようなら、次回からはいつも通りの給餌に戻していいでしょう。

冬眠後ほとんどの場合すぐに餌を食べますが、中には脱皮をするまでは拒食する個体もいるようです。


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